金港堂本店、4月末で閉店
仙台市一番町の老舗書店「金港堂」本店が、4月末で閉店することが発表された。金港堂本店は「サンモール一番町商店街」にある老舗書店で、3月12日、閉店を知らせる貼り紙が掲示された。1966年から50年近く親しまれてきた本店だが、ビルの老朽化が進み耐震工事による改修も難しいことから閉店を決めたという。本店以外の「泉パークタウン店」、「石巻店」、「大河原店」の営業は、これまで通り行なうそうだ。店内の様子1階と地下は営業しているが、2階は閉鎖されている。いつの頃からか、金港堂は教科書を扱わなくなっていた。昔、わが家の子供の教科書はここに取りに来ていたのだが。小生の『山形夢横丁/セピアの町』が棚の真ん中に並べられていた。新著『仙台夢横丁/茜色の時』がもうすぐ発売だが、どれだけの日数この店に置いてもらえるだろう。河北新報にも大きく載った↓学生時代は南町通の市電一番丁電停で降りて、金港堂、丸善、タカヤマ書店に寄り、名画座で映画を観て、酒井屋のカレーを食べて帰ったものだった。閉店が発表されてから来店客が2倍になったそうだ。金港堂がなくなればサンモール一番町から書店が消え、灯が消えたようになる。山形市で言えば、七日町の八文字屋本店が廃業したなうな激震である。